せっかくICOMのリグにICOMのリニアを使うんだから、バンド切替は自動にしたいものです。IC-2KLに付いてきたこのケーブルが使えるはず。
ピン配置はこんな風になっていて、5本しか使われていません。IC-7100側は、お馴染みの13PINのDINコネクタです。
角型コネクタのPINアサインは、IC-2KLの取扱説明書の他、当時IC-2KLをドライブすることが想定されていたIC-710を参考にしました。13PINの方は、IC-7100の説明書でOKです。
5つのPINは、③PTT ⑦ALC ⑧GND ⑫基準電圧(8V) ⑬バンド切替(バンドによって電圧が変わる)というメッチャ単純なものであることが分かります。13PINの方は、①基準電圧(8V) ②GND ③PTT ⑤バンド切替 ⑥ALC です。純正のケーブルを適当なところでぶち切って、13PINコネクタに間違えないようにつなぐと、リグとリニアのコントロールケーブルができるはずです。
黄色の熱収縮チューブがちょっと格好悪いですが、直結しました。念のため、正しくピン同士が接続されているか、チェックしておきましょう。
実は、このケーブルをいきなりIC-7100とIC-2KLに接続してもダメなんです。IC-7100の説明書を見ると、「本製品用の別売品にBAND電圧を必要とする機器がないため、出荷時は[ACC]ソケットからBAND電圧を出力していません」なんて書いてあります。裏蓋を開けて、1箇所、半田ブリッジする必要が・・・。
赤色で示した部分ですね。
まぁ、これだけのことなので、難しい「改造」などではありませんでした。さぁ、ケーブルをつないで、テストです。
リグを7MHzにセットすれば7MHz、28MHzにセットすれば28MHzと、IC-2KL側でも正しい周波数選択がされていることが分かります。1.9MHzのアンテナは、まだ準備できていませんが、シャック内の部分は、ほぼ準備完了です。
IC-2KLは、正常に動き、500W出るかな~、と思ったら・・・、あら! 用意したダミーロードの入力端子はNコネだった! 申請もまだで、試験電波発射の許可も下りていませんから、リニアをアンテナにつないでしまっては『違法局』の開設です。楽天でNP-MJのL型変換コネクタが送料無料で出ていたのでポチっとしました。
リニアの動作チェックは「お預け」です。