CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

500W局申請準備① - アンテナ切替機 -

この地に引っ越してきてから30年弱。ずぅっと1kW局の申請準備をしていたつもりなんですが、1.9MHzのアンテナと「電波防護指針」が面倒で、結局準備していた1kWのリニアアンプも手放してしまいました。電力を半分に落として、500W局なら何とかなるかと、IC-2KLを中古で手に入れ、暇がある時にボチボチ作業をしています。

今回は、アンテナ切替機です。現状は、FC-107(チューナー)のアンテナ切替機とダイワのCS-201でガチャガチャやっています(写真)が、これを1台にしたいと思いました。

でもね、1回路4接点のものって、高いんですよ~。ほれ!

そこで、これをAliでポチッとすることに。

Aliでも、いろんなショップがあり、価格も様々です。私が注文したショップでは、送料込みで4375円でした。この値段じゃぁ、手動の2接点のモノも買えませんぜ♪ 4月20日に注文し、5月8日配送予定・・・だったのが、何と4月26日には配達されました!

いつものことながら、段ボールにビニールテープぐるぐる巻きの梱包です。中から出てきたのはこれ。

部品は必要十分で、穴の寸法や基板の作りも、きっちりしている印象です。寸法を測り、どんな構成にするか(コントローラー部と一体 or セパレート?)等、考えました。結局、リモートにする必要もないので、一つのケースに組むことを決め、モノタロウにタカチのケースを注文しました。寸法は、18cm×13cm×3cmです。また、無線機ラックの下部に取り付けるためのL型アングルも、こちらはamazonでポチッ。送料と併せて2326円也。

組み立て風景。ケースに位置合わせをして穴を開け、基板にMコネクタを取り付けたりターミナルを半田付けしたり・・・。特に難しい作業はないのですが、スイッチやDC入力端子の位置をきちんと開けるのは、ちょっと苦労しました。(適当に定規で測ったり、部品に合わせて油性ペンでおおまかな目印を書いただけなので。)高さ3cmのケースにコントローラー部の基板を付けるには、上にロータリースイッチが付いているだけに、スペーサーで少し浮かしてやる必要があります。ただ、そうするとターミナルのピンが邪魔になるので、これは斜めにぐいっと折り曲げてやる必要がありました。

基板が組み上がったら、結線して試運転。ロータリースイッチを回すと青いLEDが光り、リレーがカチカチと動きます。これをケースに入れます。Mコネクタを、とりあえず3本のビス穴で留めている訳は後述。

はい、表側。5つの穴は、LEDの光が見える穴です。ここにはちょっと工夫がありまして、この穴とLEDは収縮チューブでつないであり、いたずらに光が拡散して見にくくなることを防いでいます。また、ケースに直接レタリングせず、取り替え可能な紙をはさむため、透明なアクリル板を取り付けました。これが、同時にLED部の収縮チューブの抜け止めにもなります。なお、左に1個見えるビスは、最初に開け損ねた(位置合わせを失敗した)ロータリースイッチの穴のカムフラージュです。

裏側は、こんな感じ。まあまあ、いい感じに仕上がっています。左の4つのビスは、コントローラー部の基板を止めているビスです。切替機本体部分の基板は、Mコネクタの4つのビス穴のうち、端っこの1個を固定用に共用してケースに留めています。さて、いよいよ完成写真です。

・・・ってことで、1.9MHzから50MHzまで、1つのリグ(IC-7100)でQRVするのには、とっても便利になるはずです。(まだ使ってませ~ん!)

あれ、ここで気付く。下のバンドから順番に書いたはずなのに、Dipole(7/10/18/24)とYagi(14/21/28)が逆じゃん! 大丈夫です。そういう時のために、アクリル板に紙をはさむ仕様になっております。Hi... おあとがよろしいようで♪

 

【追記】いざ、使用しようとして不具合発生! リレーは動いているものの、アンテナは切り替わりません。テスターでチェックしてみたら、芯線側とグランド側が、常に全てショートしてますやん! 電源オフの状態なら、全てのアンテナを接地する設定でいいんですけど、常に接地なんて、ありえません。こちらで半田付けしたのはMコネクタの芯線側だけですので、多分私に瑕疵はないでしょう。Ali Expressに返金申請を出しました(T-T)