ステレオと一緒に実家から出てきた昭和時代の電子機器(?)類を3点紹介しましょう。
【NEIC CIRCUIT TESTER】
これは、テスターですね。見る人が見れば、カッコいいメーターのついた「レトロ感」満載の逸品かも知れません。
製造は、「日本電氣計器株式會社」(NEIC)。今、ググっても、そんな会社はありません。潰れたのかな、それとも他の名前になったのかな。
裏側に、使用説明が。電圧、電流、抵抗が測れる基本的なテスターであることが分かります。「本器ハ、可動線輪型計器 100MV. 1MA. ヲ使用シタル直流萬能測定器ナリ。其ノ測定範圍次ノ如シ。」とかいう文語が何とも有り難いというか、何というか。
【可變電壓變成器】
これは、簡単に言うと「変圧器」ですね。当時は、電力会社から供給されていた100Vの交流電圧が安定せず、これが必要だったようです。
正式な製品名は、「可變電壓變成器」。ヱビス商會という会社が作ったもののようです。同名の会社は、今も山口県宇部市にありますけど。。。 商標名のVOLCOは、多分「Voltage Converter」からでしょうね。
【セレクトスヰッチ時計】
こちらは、今風に言うと、「ON/OFFタイマー」ですね。周りにあるピンで時間を設定し、電気を付けたり消したりする装置。
「セレクトスヰッチ時計」という名前なんですね。「芝浦マツダ工業株式會社」の製品です。この会社は、東芝に合併された? 昔、「マツダ」と書かれた真空管なんかも見たことがあるような・・・。いずれにしても、「60サイクル」とか「〇〇ヴォルト」とか、昭和初期らしい大げさな表記です(笑)
これらも、ステレオと一緒に、一旦広島に持って行ってきます。そこで引き取っていただければとても嬉しいです。