CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

DIYシリーズ - 百葉箱を作ろう -

私のDIY、動機はただ一つ。「お金をかけるのはイヤだ!」です。今回は、ミニ百葉箱を作ります。

 

f:id:jf3plf:20200704174949j:plain

これを雨風から守りたいのです。縦10cm×横6.7cm×厚さ2cmほどのWether Station室外用センサー(兼トランスミッター)です。2015年にVK9EC/VK9EXのペディに出かけた際に、PerthDIYショップで買ってきたもので、室内のモニターで時計・カレンダー・室内外の温度と湿度・月齢・天気予想を表示してくれます。QSOしている時に、"Temprature is 28 digrees celcius outside." なんて言えるとFBじゃないですか。

 

www.bunnings.com.auこれこれ。まだ現役で販売されてますね。2台買ってきたんです。1台は雨ざらしの中に設置し、もう1台(今回引っ張り出してきた分)は温存してありました。防水のはずなのに内部に水が溜まったり、冬の間は小さな蟻ンコが無数に入り込んで冬ごもりをしていたりしました。また、電池ホルダーの蓋を留める小さなビスはステンレス製ではなく、錆びてきます。品質的にはイマイチですが、日本円にして2000円程度のモノですから、文句は言えません。(コスパは抜群と思います。)中の配線が切れて半田付けし直したり、電池ホルダーが劣化して割れたりしてきましたので、ボチボチ2号機を登場させることにしました。

 

f:id:jf3plf:20200704174852j:plain

2号機は、雨ざらしではもったいないので、百葉箱に入れることを計画。しかし! 楽天などでポチッとしようと安易に考えていたのですが、「ミニ百葉箱」でも数万円するではありませんか。ばかばかしいので、DIYすることにしました。こんなの、お得意のコーナンで安~い木板や棒を買って来ればよいのです。

 

f:id:jf3plf:20200704181627j:plain

少々面倒くさいのですが、前面及び側面を鎧戸風にするため、たくさん木を切ります。精密に作る気はないので、テキトウに切って、付ける際に長さが合わなければヤスリで削って調整します。

 

f:id:jf3plf:20200704181941j:plain

頭の中の設計図に従って、こんな風に組み立てて行きました。四隅は頑丈に角材をネジ留めしましたが、鎧戸の部分は木工用ボンドです。強度については、完成後にもう一度接合部に強力接着剤を塗っておきますので十分でしょう。最上部は、開閉可能な片屋根にするため、傾斜を付けてあります。

 

f:id:jf3plf:20200704182238j:plain

Weather Stationは、こんな風に収まります。見えにくいですが、背面及び底面には、通風と水抜きを兼ねて、丸い穴が開けてあります。

 

f:id:jf3plf:20200704182428j:plain

1日目の作業は、夜になったので終了。材料と、この後使う工具類を残して後片付けをしました。Weather Stationの下にある板が屋根になる板。スプレーは、全体を真っ白にするためのもの。あと、屋根を開閉可能にするための蝶番がビニール袋に入っています。百葉箱の背面にある小さな4つの穴は、いずれ結束バンドを使ってフェンスに固定するためのものです。

 

f:id:jf3plf:20200704182642j:plain

白く塗って屋根を付けたところ。ほぼ完成です。蝶番を付けた時に、ビスが長すぎ(板が薄すぎ)たためにビスが貫通してしまいました。その部分は、もう1枚板を貼って隠しておきました(^_^)

 

f:id:jf3plf:20200704183024j:plain

本日、雨のやみ間を縫って、設置完了です。お隣りさんとの境にあるフェンスに結束バンドでくっつけました。プロパンガスのボンベからメーターへのガス管2本の間に、お行儀良く収まりました。そうなんです。ウチはまだ都市ガス来てません。イナカなんです。

 

f:id:jf3plf:20200704183335j:plain

はい、こんな風に、室内側のモニターに計測結果が表示されます。今日は雨降りなので、室外の湿度は84%もあるのですね。室内は、除湿モードでエアコンを動かしているので快適です。

 

……ということで、百葉箱が完成しました。使った木材、ボンド、蝶番、塗料、結束バンド、全て合わせても2000円ほどです。ぼったくりの既製品は買いません!