以前にも、天井裏換気のDIYを考えたことがありました。しかし、その時は本格的に考えすぎて断念。今回は、このサイトにヒントを得て、敢行しました!
この屋根裏点検口に換気扇を取り付けるのです。我が家の場合、この点検口は2階のクローゼットの上部にあります。
点検口を開けたところ。蓋は、きちんとした石膏ボード製なんかではなく、木枠にベニヤ板をはめ込んだだけの簡単なものです。押し上げれば、そこはもう天井裏です。
以前、2階でインターネットを使用するため、有線LANのハブをここに置いていたのです。なので、ここに都合良くACコンセントがあったりなんかします。
買い求めたのは、冒頭に紹介させていただいたブログ主さんと同じYAMAZENのYK-25。これが大きさ的にも価格的にも最適な気がします。モノタロウで、送料込みで3839円也。あとで未練がましくネットを見ていたら、楽天に少し安い店がありました。
モノはこんな感じです。スッキリとしたデザイン。台所仕様ですから、オイル受けなんかもありますが、もちろん不要です。説明書には、垂直に設置するように指示してありますが、無視! 天井に設置しても問題ありません。(自己責任ですが。)
コンセントへのコードが前面に出てくるのがちょっと気に入りません。天井裏側に、ちゃんとコンセントはありますので。
なので、この隅っこのターミナルボックスにカッターナイフで切り欠きを作り、そこからコードを裏へ回すことにしました。
こうなります。もちろん、回転する羽根にも当たりませんし、シャッターの開閉の邪魔にもなりません。Good job!
さて、これがもともとの点検口の蓋。薄いベニヤ板で、縦42cm×横41cmです。
換気扇を取り付ける枠用にコーナンで買ってきたのがこれ。幅6cm×長さ45cm×厚さ6mmの「ファルカタ材」という軽くて柔らかい素材です。多少耐久性に難があるようですが、設置したらそうそう動かすものでもないので、これで十分です。
枠は、この「ステンレス一文字隅金」で固定して作ります。1枚88円とかですので、本当に安上がりです。帰ってきて気付いたのですが1つだけサイズが違いました。ま、それもDIYならではのご愛敬でしょう。
寸法を測ったら、4本まとめてのこぎりで切断します。柔らかい木材ですので、簡単に切断できました。
もとの蓋と同じサイズに仕上げるために、もとの蓋をビニールで保護し、木工用ボンドと「一文字隅金」とで接合します。本当に柔らかいので、ねじ込みすぎるとビスが空回りしてしまいます。ま、それも含めてボンドで補います。
ふふふ。当然のことながら、枠は換気扇にピッタリサイズです! 換気扇のサイズは29cm角です。それに合うように材料も選んであります。縦は、42cm-6cm×2=30cm。横も41cm-6cm×2=29cm。カンペキです。
換気扇本体を付属の木ネジで留めると、わずか6mm厚の板の反対側にネジが貫通してしまいます。それはあんまりなので、写真のようなビス+ワッシャー+ナットで留めることにします。
こんな風に、枠に換気扇を固定する穴をあけます。もちろん、ビスよりもほんの少し大きな穴です。
バッチリです。一文字隅金だけでは心許ない枠も、木工用ボンドに加え、換気扇本体の4本のビスも効いて、しっかりと固定されました。
はい、前面のカバーやオイル受けを付ければできあがり。ここまでは涼しい1階の部屋で作業ができました。あとは点検口へ持って行ってこれをはめ込めば完成。
ちゃんと付きましたよ~。そうそう。さっきの写真にはありませんでしたが、木枠の外回りに防音テープを貼りました。「防音」ですが、隙間風にも埃防止にも使えると書いてあったので、願ったり叶ったりです。あと、紐は変な方向に引くと具合が悪いので、クローゼットの隅にヒートンを付け、正しい向きに引っ張れるようにしておきました。
やったぁ~。完成です。コンセントも異常なく、勢いよく回り始めました。翌日の使用感ですが、1階の部屋のドアの隙間から、空気の流れが感じ取れます。……ということは、この換気扇が、室内の空気を屋根裏へ逃がしてくれているのでしょう。で、屋根裏からは、通気口を通してモワッとした空気が家の外へと出て行ってくれているものと期待しています。
まだ、猛暑の季節ではないので、実感は薄いのですが、ひと夏終えてみて2階での寝心地や電気代の変化でこれまでの夏と比較できるのではないかと思っています。DIYはハマるとやめられません。来週は、玄関網戸を取り付ける予定です。