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夏に備え、DIYです - 玄関ドア網戸 -

ずぅっと、玄関ドアに網戸が欲しかったのです。私が、というより、ずっと家にいるXYLが。天井裏換気扇も、一度挫折してのチャレンジでしたが、網戸も以前に挫折しています。その時は、サイズを合わせて安い中国製の簡易網戸を買ったはずが、ドアクローザーが邪魔して取り付けられなかったというものです。今回は、「OK網戸」で有名な「川口技研」のもので再チャレンジです。

 

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ここが我が家の玄関。ドアのサイズはけっこう大きくて、縦が241cm、横が125cmくらいあります。

 

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今回取り付けるのは、川口技研のNCW-22という型番の「ロータリー網戸」です。ロータリー網戸というのは、ロックを外すと網がクルクルと自動的に片側に巻き取られていくタイプのものです。あちこちのショップでいろんな価格で売られていますが、私はYahoo! ショッピングで23,800円で購入。この網戸の対応寸法は240cm×123cmでして、我が家の玄関ドアより少し小さいんですよね。ですが、これが最大っぽいので妥協。何とかする作戦は考案済みです。

 

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これが「何とかする作戦」その1です。わずか2cmほど広い横幅を何とかするために、コーナンにて4cm×1.9cm×90cmの檜材を購入。それに厚さ3mmのゴム板をかませて一方の木枠に固定しました。もちろんサッシや網戸本体とほぼ同色のこげ茶色にスプレーして。スプレーの完全乾燥時間は、「夏期で20分」と書かれていました。待っている間にちょいと他の作業をしていたら、十分時間は稼げます。結果、写真が暗いせいもありますが、言われなければ気付かないくらい違和感なく処置できていると思います。

 

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新しく付けた木枠に上レール受けを取り付けます。実際に、両側の縦桟を当てて高さを合わせるので、わざわざ寸法を測ったりしなくても左右で高さがズレたりすることはありません。

 

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反対側もこんな感じ。こちらは、寸法調整の必要はないので、ドアの木枠に直接固定です。少し内側にはみ出しているように見えますが、桟じたいが木枠にピタッと合うように調整しています。

 

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上レールは、レール受けの上にかぶせるような感じで出来上がりです。狭いドアなら、このレールも下レールも、さらに後述のドアクローザーよけも、全て金ノコで切断しないといけないのですが、今回は商品の方がドアより小さいのですから、切断ナシで商品がそのまま使えます。

 

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上レールの下部に、左右の桟を固定します。上レールの中に斜めに入れるような感じでスッキリと。木ネジは、そのままねじ込むと固くてネジ山を潰すかも知れないので、下穴を開けておきます。「電動ドライバーを使うとネジ山を潰す」とかいう記事もありますが、木枠に下穴を開け、トルク調整をきちんとしておけば大丈夫です。

 

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この時点で、網を取り付けます。上レールに引っかけていくだけなので、特に難しいことはありません。ただ、私の場合、回転防止用のピンが途中で抜けてしまい、一度巻き直しをしないといけませんでした。この巻き直しの時に、網戸の巻き取りスピードの調整ができますが、実際に使用してからでないとスピードの感覚が分からないので、そこはテキトウに。

 

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下レールも取り付けて、とりあえず網戸は開け閉めできるようになりました。網戸本体は、高さ220cmの固定なので、この時点で上部20cmくらいは「虫さん、いらっしゃ~い」状態です。また、ここにはドアクローザーもありますので、これをよける処理をしないといけません。

 

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こんなふうに、上部の枠を作ります。この時に、やはり木枠の方が商品の対応寸法よりも大きかったため、側面同様に檜材で調整しました。ココは、わずか1cmの誤差なので何とかなるだろ~と思っていたのですが、ダメだったので、急遽コーナンに走り、1本だけ材料を買い、側面を調整したときの残り材と合わせて長さを調整し、塗装をしてくっつけました。日が暮れかかっていたので、完全乾燥を待たずに取り付けたのは、アマチュアDIYのご愛敬です。

 

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完成した高さ調整枠に網を張ります。当然のことながら、少し大きめの網が付いていましたので、枠からはみ出したところはカッターナイフで切りそろえます。

 

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完成! こんな感じで「プロの仕上がり」です(?)。川口技研の商品は、ドアクローザーが木枠よりも3.5cmまではみ出ていても対応可ですが、他のメーカーのものだと1.5cmまでしかNGとかいうものもあるので要注意です。我が家の場合、3.5cmでギリギリセーフという感じでした。さて、網戸の開閉も問題なく、XYLにも出来映えを確認してもらい、このひのDIYは施工完了しました。

 

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後日処理を2件。1件目は、木枠の寸法調整をした時、檜材ともともとの木枠の間に厚さ3mmのゴム板とはさみました。ここには当然のことながら、少し隙間があります。小さな虫なら入ってくることも考えられます。なので、「アンバー」という色のシリコンコーキング材でふさいでおきました。2件目は、下レールの高さが約1cmあり、今後出入りの際に「ついうっかり」つまずいてバキッと破壊してしまうことも考えられます。そこで、またまたコーナンへ。段差解消用のミニスロープ(写真)をゲット。最近は、介護・福祉用に何でもありますね。もとは木目調でしたが、これもさっさとこげ茶色に塗装して、違和感なく玄関に収まりました。

 

これで、夕方でも虫の訪問・侵入を気にすることなく、涼しい風を室内に通すことができるようになりました。次回のDIYは、「ミニ百葉箱を作る」です。忙しく、玄関網戸の記事が2週間遅れましたので、ミニ百葉箱はもう完成しています(笑)。