CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

第二級陸上特殊無線技士 CBT受験

昨日、かねてから準備していた「第二級陸上特殊無線技士」(二陸特)の試験を受けてきました。今年から、CBT(Computer Based Testing)形式になったようで、2週間先以降なら、日程や試験地が自由に選べます。さらに、3日前までならキャンセル(要手数料)や予約変更も行えます。私は8月27日(土)11時から、四条烏丸テストセンターでのテストを予約しました。

四条烏丸よりも一筋北の「錦小路」角にある「京都フクトクビル」になります。3階までエレベーターで上がって、右。随所に案内があるので、まず迷わずに到着できます。

さて、当然ここから先は撮影できませんよね。受付で非接触式の電子体温計で体温測定をした後、本人確認のためにメガネやマスクを外して確認書類を見せます。本人確認書類は、もちろん「無線従事者免許証」でOKです。たいていの方が運転免許証を出されるようなので、慣れておられない係の方だと、ちょっと戸惑われます(笑)。

次に、受験票、A4のメモ用紙、ボールペンの3点セットを渡され、受験票に書かれた内容(氏名、受験資格、ID、パスワード、試験規則など)を確認して署名します。ここまで終われば、3点セット+本人確認書類(従免)以外の私物はロッカーに入れて施錠し、いよいよテストとなります。この施錠では私が戸惑いました。施錠はナンバー錠で、「OPEN」の状態で4桁の番号を設定し、「LOCK」するのですが、「LOCK」に回してから数字を回したので、設定された番号が分からなくなってしまいました。係の方に一度開けてもらい、最初からやり直すことに。

試験は、PC1台1台仕切られたブースのある部屋へ案内され、「A」のボタンを押して始めます。練習と本番があり、とりあえずは練習ができます。練習も、3分のカウントダウンがあり、3分以内で終わらないといけないようです。

本番も、任意のタイミングで始めることができます。制限時間は1時間。全て解き終わってからも、見直しができます。私は順にやりましたが、後でじっくり解きたい問題を飛ばして先にやることもできると思います。全て解き終えたら「終了」ボタンを押します。「結果の表示」「結果の印刷」まで終わったら「ログオフ」するのだと思いますが、ここまで来て不備があっては困るので、呼出ボタンを押して係の方に来てもらいました。で、「ログオフ」。「結果の印刷もできてますよ」と言って下さり、問題なく試験は終わったようでした。見直しもちゃんとして、所要時間は約10分。

CBT試験は、帰る時にはもう結果が出ています。二陸特は、1問5点の120点満点。法規12問中8問、工学12問中8問で合格ですので、24問中20問(100点)あれば、合格は確定です。(科目合格はないので、95点だと、1科目で5問間違った可能性があるので確定しません!)

めでたく合格ですね。ここに書いてある通り、3週間以内に合格通知メールが届き、それから免許を申請、それから1ヶ月後ぐらいにようやく免許証を受け取れる見込みです。

取得のための学習ですが、私の場合は過去問を解きまくりました。そうすると、出題傾向も分かりますし、合格の自信もつきます。また、苦手な問題は書き留めておいて、2回目以降解くときに意識をするようにしました。参考書や問題集は買っていないので、分からない問題もWebで解決しました。(それができるいい時代だと思います。)

私が解いたのは、2009年2月から2022年2月までの全問を2回。それでもまだ間違ってしまう回の試験は3回目、4回目と全問正解できるまでやりました。

過去問演習には、以下のページを使わせていただきました。

◇こちらのページでは、オンライン模試形式で学習できます。
  二陸特合格PJ(2009年2月~2016年2月)
  http://2rikutoku.iiyudana.net/
  二陸特合格プロジェクト(2016年6月~2022年2月)
  http://musen.php.xdomain.jp/index2t.php

◇こちらも同様ですが、過去4年間分だけです。
  TOKUGILAB.com(2018年2月~2022年2月)
  https://tokugilab.com/2rikutoku_kamoku/

規約の中に、「受験者は、試験問題や解答などの試験に関する情報を第三者に漏洩することは固く禁じられています。」とあるので、昨日のテストで「どんな問題が出た」というのは書いてはいけないのですね……。とりあえず、法規にも工学にも1問ずつ新問が出題されていましたが、あとは過去問ですので、それがきちんと勉強できていれば十分合格できることは確かです。

四条烏丸までは車で行き、ココに駐車しました。

試験場からは少し距離がありますが、土曜日で30分200円というのは良心的です。

最後に、この資格をもらったからと言って、人生この先仕事に使うことはなさそうです。アマチュア無線の関連で言えば、総合通信局と連携してJARLの電波規正ガイダンス局を運用するような立場になった時には必要になってくるのかな~、くらいのモノです。難易度は低めです(合格率70~80%)。興味のある方はいかがでしょう。