現在、ロシアがウクライナに侵攻し、世界中がえらいことになっています。そんな折、1枚のQSLカードが届きました。
RW6HSがQSL MgrをしているD075AMのもの(どのコールのものか、どこにも記されていませんが)で、QSOしたのは2020年5月。Donetsk People's Republik(ドネツク人民共和国)と書いてあります。まだ、今のようにウクライナ問題がそれほどクローズアップされていなかった頃です。珍しいプリフィックスに、「何じゃこりゃ?」とQSOし、ダイレクトでQSLを請求していたものが、折しも今、この次期に届くとは……。
-以下、ウィキペディアからの引用-----------
アマチュア無線の世界では、以下のような地域から運用する場合に、これらの「割り当てられない符字列」を、あえて用いることがある。
- 領有権係争の対象で同時に実効支配国もなく帰属先が未定の地域
- 広く承認されていない国家
- 中央政権以外の、反政府勢力による支配地域
以下は例。
但し、これらは現在アメリカ無線中継連盟(ARRL)DXCC委員会が決定している。
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現在も、D1DXがアクティブに出ていますが、D0もD1も、ITUの「国際符字列」にはありません。ARRLが割り当てるはずもありません。未割当の符字列を独自に使うことにしたのでしょう。戦闘の結末は予想もつきませんが、「時代の生き証人」になりそうなQSLカードです。国際親善の象徴、友好の架け橋であるべき King of Hobby の世界に、国際紛争や戦争は不似合いです。世界の平和を祈ります。