けっこう頻繁に京都市内に出かけます。特に、最近ヘンな場所を通ることが多いので、ご紹介します。
薄暮の京都。真ん中には路面電車の線路が。でも、これだけじゃぁ、別に「ヘン」でもないでしょう。次、ある部分を拡大。
分かりましたか? ここらで、京都中心部の地図を……。
丸竹夷二押御池姉三六角蛸錦……。これ、京の東西の通り名を歌ったものなんです。丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池、姉小路、三条、六角、蛸薬師、錦小路……。あれっ? 「御池」「三条」両方東西の通りじゃないですか。京都の中心部は碁盤の目のように縦横に通りが並んでいて、「千本三条」「堀川御池」のように地名を座標のように表すことは知られています。「三条御池って、ありえへんやん」……でしょ。
種あかしはこちら。
昔から、三条通は西進して山ノ内を過ぎた辺りで右にぐにゃっと曲がっています。以前、天神川までだった御池通が延伸され、三条通にぶつかった……ということなんですね。この辺は、私の若かりし日のテリトリーなんですが、昔は全くのイナカでした。こんなところまで地下鉄が来るなんて。広隆寺近くにあった右京区役所も、今では天神川御池付近に移転し、大きくなりました。
……てことで、夏休みのレポートでした。