先週末(2月1日~2日)は、毎年恒例になったJA3YQDからの京都コンテスト参加でした。併せて新年会も開催されたので、大変恵まれたコンテストとなりました。14時過ぎに現地入り。いつもの通り1.9MHzのフルサイズダイポールを仮設した後は、少し早い時間から宴会モード。大御所、JA3ARTさん提供のシシ肉のすき焼きやシシ鍋! もちろん、ビール、地酒、梅酒に焼酎……と、アルコール類も至れり尽くせり。コンテスト開始30分前には、エネルギーチャージがすっかり出来上がっていました。

さて、コンテストのオペレータには、今回JH3AGVさんをお招きしました。JH4WBYグループで活躍しておられるコンテスターです。開始時に、ストーブに入れる灯油がなく、急遽アルコールを飲まれない先輩と私とが買い出しに行くことになったので、スタートダッシュの3.5はAGVさんにお任せしました。
最寄りのGSは8時でもう閉店していましたので、少し遠い名阪国道沿いのGSまで行って灯油をゲット。シャックに戻って部屋を暖かくしたところで3.5のオペを交代しました。ここで問題だったのが、送信コンテストナンバーをイニシャルで送っておられたAGVさんに代わり、私がボランティア番号を送ったこと。これは、「マルチオペ部門でJARL京都非常通信協議会の登録者が運用する場合は、イニシャルあるいはシングルオペ登録クラブ番号に代えて、運用者のボランティア番号を送出することができる」と規約に明記されているので全く問題ないのですが、一度QSOした方が呼んで来られるのです。これはあきません! 同一バンドでの同一局とのQSOは、1回目だけが有効で、後はDUPEです。
3.5が終わると1.9。AGVさんが「お願いしま~す」と横になってしまわれたので、続いてオペレートです。1日目だけで200局超を目指しましたが、結局それは叶わず。175局で1日目が終わりました。
2日目。私がHFに張り付き、AGVさんにはV/Uでコツコツ局数とマルチを稼いでいただきます。今年は、HFのハイバンドで意外と局数が伸び、これが得点増につながりました。また、V/Uも、局数、マルチともに昨年を上回りました。これで、あまり幸先のよいスタートでなかった1.9/3.5の遅れを取り戻した感じです。同じタワーに、クリスマスツリー状に設置してあるHFトライバンダーと50MHzの八木。特に干渉してしまったのはもったいなかったです。幸い50MHzは2時間ありましたので、前半の1時間は50MHzの方を控えめにして対応しました。
MHz | QSO | 得点 | 第1 マルチ | 第2 マルチ |
---|---|---|---|---|
1.9 | 70 | 81 | 37 | 0 |
69 | 82 | 41 | 0 | |
-1 | +1 | +4 | 0 | |
3.5 | 127 | 140 | 44 | 4 |
106 | 121 | 44 | 7 | |
-21 | -19 | 0 | +3 | |
7 | 171 | 194 | 52 | 7 |
199 | 227 | 55 | 11 | |
+28 | +33 | +3 | +4 | |
14 | 21 | 25 | 18 | 1 |
40 | 47 | 27 | 3 | |
+19 | +22 | +9 | +2 | |
21 | 17 | 19 | 10 | 1 |
33 | 38 | 24 | 2 | |
+16 | +19 | +14 | +1 | |
28 | 19 | 24 | 13 | 1 |
27 | 36 | 20 | 3 | |
+8 | +12 | +7 | +2 | |
50 | 21 | 32 | 13 | 4 |
25 | 40 | 18 | 3 | |
+4 | +8 | +5 | -1 | |
144 | 20 | 34 | 14 | 6 |
30 | 44 | 17 | 4 | |
+10 | +10 | +3 | -2 | |
430 | 8 | 12 | 7 | 2 |
11 | 20 | 8 | 2 | |
+3 | +8 | +1 | 0 | |
1200 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 2 | 1 | 0 | |
+2 | +2 | +1 | 0 | |
TOTAL | 474 | 561 | 208 | 26 |
542 | 657 | 255 | 35 | |
+68 | +96 | +47 | +9 | |
総得点 | 131274 | |||
190530 | ||||
+59256 |
中段(黒)は今年度。
下段(青/赤)は、昨年からの増減。
さて、午後からは7MHzが始まります。最初、マイクのPTTを押した途端、「ザーッ」と回り込み! 何だ、と技術担当(?)のJH3FENさんをお呼びすると、「デジタルモードのIFを引っこ抜いて」との指示。大正解で、やはりここから回り込みが起きていたのでした。
最小限のタイムロスの後、必死にSSB/CWで局数を稼ぎます。目標は200局! 波はありましたが、終始「行けるか行けないか」の線をうろうろしていました。終了間際の1550過ぎ、3局ほど連続してコールがあり、「200超か」と期待しましたが、結局1559の終了寸前に199局目をログインし、コンテストは終わりました。ん~、回り込みのタイムロスがなかったら、1局ぐらいは増えていたかも……。
各バンドのQSO数、得点、マルチの数及び昨年との比較は、上の表の通り。また、各バンドにおける獲得マルチは、右の表の通り。
今回より、ボランティア番号が600番台~700番台と、少し分かりやすくなりました。そのこともあってか、ボランティア番号を送っている局は増えた印象があります。また、マルチで言えば、今回は沖縄や小笠原からもコールをいただきました。こちらも、京都府唯一の村(22008/E)から出ていることもあって、特にコンテストに出ているわけでもないんだけどぉ~、という方からたくさんコールがありました。SSBに出たときなどは、ことさらに「JA3YQD 京都府相楽郡南山城村 コンテスト!」と連呼しましたので、そのインパクトはあったかなぁ~、と思っています。
しかし、やはりCQが主ですので、府内局の取りこぼしは多かったかも知れません。C04からJK3HFNさんがQRVされていましたが、QSOできなかったバンドがあります。JI3CSHさんのC12しかり、JA3UWBさんのW03しかり……。来年以降、もしもワッチ用のアンテナが用意できたりして、府内局マルチがもっと稼げると、得点はさらに増えるでしょう。
また、V/UのQSOは、やっぱり少ないです。特に1200の2局ってのは何なんでしょう。AGVさんが50MHzに出ておられる間、私が1200に張り付いていたのですが、CQを出している局はおろか、府内局にさえ1局も出会えませんでした。アンテナの強化が課題です。
ともあれ、昨年より局数、マルチともにかなり増えた今年の京都コンテスト、サポートしてくださったYQDのOM諸氏、全国から参加してくださった各局のお陰で、楽しいものになりました。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
準備に比べて撤収は早いもので、1630を少し過ぎた頃には、現地を後にしました。TU