先日、京都府南部を襲った雷を伴う集中豪雨。我が家のアンテナ、無線機、インターネット回線ともに無事でした。……と言いたいところなのですが、翌朝インターネットがつながりませんでした。あれこれ調べて、10年以上使ったアライドテレシスのハブが壊れていました。どのポートも接続を認識しません。ONUの来ている無線室から2階及びリビングへの分岐に使っていたハブなので、当然2階とリビングの回線がダウン。
2階の天井裏に設置していたハブを外して、無線室に持ってきて、いつも使っているリビングの回線は確保したものの、2階ではネットが使えなくなってしまいました。今さら有線のハブを買うのも何だし、天井裏に上るのも面倒くさい(以前天井裏でLAN工事をしていて、屋根裏に露出していた釘で頭を怪我し、血みどろで下りてきたことがあります)こともあって、今まで手を付けなかった禁断の(?)無線LANを導入することにしました。
購入したのがこれ、プラネックスのMZK-SA300NA。無線室内は有線のままで構わないので、シンプルなアクセスポイントです。これと子機(GW-USEco300)2台で4527円也。安い!!
初めての無線LANですが、事前に取説をダウンロードして読んでいたこともあって、無線LAN内蔵のノートPC2台への設定はメッチャスムーズ。しかし、ここでセキュリティに疑問が。PCの「ワイヤレス接続」でssidは普通に見えるじゃないですか。それで、ネットワークキーが必要だと言われ、説明書に書いてある通りの「12345678」を入力してはい、終わり? それって、ご近所さんに無線LAN内蔵のPCを使ってる人がいて、でたらめに「12345678」というキーを入力されたら、簡単にウチのLANに入り込める(ネットもタダで使える)じゃないですか。
さっそくサポートダイヤルへ電話しました。上の件、素直にぶつけてみたら、「はい、そうですね」と落ち着いたお返事。「そこでご提案なんですが、説明書を読んでただき、設定画面へ入っていただきますと、パスワードを変更できるんですよ」と来ました。でもね、説明書にはゲーム機用のssidに対する暗号化(初期設定では暗号化なし)の設定方法は書いてありますが、PC用のssidに対する暗号化キーの変更方法は書いてありませんよ。それどころか、「『ap-pc-●●●●●●』(パソコン・iPhone用)には、暗号化が初期設定されています。すでにパソコンやスマートフォンを接続したときはそのままご使用ください』なんて書いてあるのです。「詳しくは別のダイヤルへ」と言われたので、かけなおして、さらに質問することにしました。しかし、つながらない! 待つこと5分。ナビダイヤル(10円@20秒)なので、お金がもったいないです。
ここで、ふとPC用のキーも、ゲーム機用のキーと同様の方法で変更できるのではないの?と思いつき、電話を切って勝手にやってみることにしました。失敗してもリセットボタンがあるし……。結果的には、OKだったみたいです。PCからの接続もOK。これで安心(ですよね?)。ちょっと不親切な説明書と、会社の姿勢に疑問を感じたひと時でした。
こんな感じです。それにしても、同じ意味を表すのに「暗号キー」「セキュリティキー」「ネットワークキー」「パスワード」って、どうよ。素人泣かせの専門用語です。
ついでにもう一つプラネックスに苦言を。無線LAN内蔵でないPC用に買った子機GW-USEco300なんですが、「簡単設定」と称して「クライアントマネージャ」を使用しないとドライバがインストールできないんですね。付属CDにも、ドライバ単体では入っていませんし、同社のサイトからダウンロードもできません。私の古いPCは、XP自体不調で、クライアントマネージャをインストールすると、「Windows Installerにアクセスできません」とか何とか言われてしまって、アウト。他のPCにドライバをインストールし、それを吸い出して移植……とかいう手段がない訳でもないのでしょうが、面倒なので有線のまま使うことにしました。これまたちょっとした不親切では?
ともあれ、無線LANが我が家にやってきました。