「ほぼスマホ」を乗り換えるついでに、端末も富士通のF-05Dに一新します。Biglobe LTE・3GのSIMはまだ届いていませんが、一足先にF-05Dは入手したので、Wi-Fiで接続して遊んでいます。この手のスマホってやつは、電話回線に接続しなくても、例えば050Plus等をインストールしてやれば、家庭内やWi-Fiスポットなどでは立派に電話になるのですね。また、アプリのインストール等は支障なくできますので、SIMなしでもそこそこ楽しめそうです。
届いて少し経つF-05Dですが、昨日初めて電源を入れました。白ロムスマホは、中古市場によく出回っていますが、これは新品なので気持ちがいいです。試供品として付いてきた2GBのSDカードを32GBのものに入れ替え、バッテリーパックを装着し、防水の裏蓋を閉めてスイッチオン。容量は少なかったものの、起動しましたよ。この時点でAndroidと端末のファームウェアのバージョン確認。Androidは2.3.5で、端末のファームウェアはV18R26A。某サイトで「root化できる」と書いてあったバージョンです。
【ファームウェア更新とICS化】
Root化より何よりも、まずはAndroidを4.0.3(ICS)にしてやろうと思いました。富士通のホームページに書いてあった方法で更新アプリをインストールし、実行しようとすると、ソフトウェア(ファームウェアですね)が最新ではないので、それを先に更新するように促すメッセージが出てしまいます。仕方がないので、更新を実行しようとすると、今度は「サーバーに接続できません」と。こちらは、ググってみると、SIMが挿してない状態では更新できないとか、富士通のサーバー自体が更新を止めてるとか、何だか怪しい雲行きです。
その中での光明は、「忘れ物コピー」さんのブログでした。F-05D -Android 4.0化を短時間でする方法が、端的に書かれています。それは、SDに富士通公式ページにあるOSバージョンアップ用書き替えパッケージを保存した後に電源を切り、「リカバリーモード」で起動するというものです。
説明の通りメニューボタンとバックキーを同時に押しながら電源を入れると、SDからファイルを読んでいるようなメッセージが表示され、その後Factory Data ResetかSystem Updateかを選択する画面が出ます。System UpdateのままOK(電源ボタンを押す)します。後は待つだけ。
ここで、Factory Data Resetを押してしまうと、3150円出してせっかくSIMフリー化してあったとしても元に戻るとか書いてあるサイトもありましたが、定かではありません。ただ、多分工場出荷状態に戻るということですから、Root化してあったとしても痕跡もなくなる……というのはそうなのでしょう。
機械が、勝手に「メモリの整理中」「Androidのアップグレード中」「アプリの最適化中」「ブート終了」……と勝手に仕事をしてくれて、公式サイトで「55分~」かかる、と書いてあるアップグレードは、ほんの10分か15分で終わります。また、Wi-Fi接続では更新できないとされていたファームウェアも、このICS化パッケージの中に含まれているのか、ICS化後にはファームウェアのバージョンも変わっています。これで、もしもroot化ができなかったとしても、ICSには不要アプリの無効化……とかいう機能もついているそうですから、バッテリーの持ちが悪いF-05Dを使う上での対策も、何とかなるでしょう。
カッコイイICS画面が起動しました。さらに、スクリーンショットも撮れます。音量を下げるボタンと電源ボタンの同時長押しですね。「カシャッ」というシャッター音とともに、記念すべき初スクリーンショットが撮れました。
Androidのバージョンは、晴れて4.0.3になり、ファームウェア(ビルド番号)もV11R40Aとなりました。
初日は、「まぁ、今日のところはこんなモンにしといたろか」ということで。とりあえず、プリインストールされていなかったGoogle+とEvernoteをインストールして、終了です。Root化、セキュリティの強化、バッテリー対策等はまた追って。