新スプリアスって、ホント人騒がせです。「2022年11月で使えなくなるぞ~」と煽っておいて、今度は「当分の間使えることにしま~す」なんて。私は、かつてモービルで、JARDによって『新スプリアス規格適合機器として保証ができない機器』にリストされているFT-100を使っていたものですから、去年、これを処分し、代わりにFT-857を買ったのです。
いったん外したモービル機、新しい機械に載せ替えるのって、邪魔くさくないですか? 私は、今日という日まで、857をずぅっと放置してました。一念発起、ようやく今日、載せ替えの作業をしました。
セパレートで使うので、YSK-857(セパレーションキット)付きのモノを購入しています。パネルブラケットは、こんなふうにプラスチック板に取り付けておきます。FT-100の時のものがそのまま利用できますので、楽ちんです。
エアコン吹き出し口のルーバーに「ワイドスマホポケット」(星光産業 EC-184)という製品を使って取り付けます。
こんな感じに、まぁまぁ格好良くくっつきます。本当は、「もうちょっと左斜め(視線に合うように)に向いてほしいなぁ」とかあるんですが、贅沢は言わないことにします。
リグ本体は、百均で買ったこのようなA4サイズのカゴにセットします。テキトウに穴を開けてケーブルを外に出します。長すぎるケーブルは、同じサイズのカゴをもう1個下に重ね、収納しておきます。
運転席側の座席下に、ピッタリ収まります。アンテナ基台は1つしか付けてませんので、HF/50とV/UHFは、アンテナ切替機で切り替えます。今回買ったテフロン同軸の中継ケーブルは、とても扱いやすいですね。
フツーの人から見ると、「なんや、ゴチャゴチャしてるなぁ」と見えるかも知れませんが、アマチュア的にはすっきり使いやすく処理できたと思っています。
取り出したケーブルは、(1)電源(2)HF/50MHzアンテナ(3)V/UHFアンテナ(4)操作パネル(5)マイク(6)デジタルモードIF(7)CATコントロール(8)パドル(9)外部スピーカ……と、実に9本。実際には、もう少し座席は前に引きますし、カーペットの下に隠すものもあるので、もう少し見栄えがよくなるとは思います。
さて、最後にご紹介するのは、この新兵器です。
CatDisplayと銘々し、ZL1CVDが製作・販売しているものです。八重洲系の無線機用に作られているもので、CAT端子からケーブル1本で周波数、Sメータ、モード、いろんなファンクションの状態等をカラー表示できます。今回は、これをセンターコンソールの下部にマジックテープで取り付けられるようにしました。
普通、こんなもの要らない(失礼!)のですが、FT-857という無線機、かなりの確率で液晶のドット欠けの症状が起こり、ひどい場合は周波数がマトモに読めなくなるようなのです。いろんな方が修理の経験をブログに書かれていますが、そうなった時の「保険」のようなものです。これがあれば、本体の液晶が読めなくなっても何とかなるだろ~と。。。
最初、857用のものが届かず、交換……なんていうトラブルもありましたが、クオリティには満足しています。857が時限爆弾のような液晶欠けを発症するXデーまで、大切にしまっておきます。
今回、こんなモノも実戦に投入です。YAESUのSCU-17。要するに、USBIF4CW Ver3のようなデジタルモード/CWのUSB IFです。これまでの私の移動は、専らCWオンリーでしたが、以後、もしかしたらRTTYやFT8等にも出没するかも知れません。なにしろ、YAESUのリグには、ケーブル1本で簡単接続できるようですので。CU on the AIR!