CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

FT8 始めました。

昨年半ばから、あちこちで「FT8」という聞きなれないモードの話題が取り上げられるようになりました。何でも、JT65だと片道1分かかる通信が、片道15秒で済むのだとか。JT65は、「ナガラ族」を決め込むときにはFBなのですが、1QSOの成立に4~5分かかるので、イライラすることもあります。

ちょいと覗いてみるか……で、WSJT-Xの最新版をダウンロードし、バンドを聞いてみると、出てる出てる。なかなかの賑わいです。

ちょいと出てみるか……。ですが、日本のおバカな免許制度のもと、すぐに出られるわけではありません。工事設計書の「付属装置の諸元」に新しいモードを追加して届を出す必要があります。これをやっていたのが昨年の大晦日。「電子申請Lite」で届を出しておきました。

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こんな感じですね。ついでに、「こんなん、使うことないやろ~」と思われるモードも、いくつか追加しておきました。年末年始の閉庁期間中に「審査終了」になるわけもなく、お正月は送信することなく、おとなしくしていました。審査終了になったのは16日のことで、「通知があります」というメールが届きました。これで、晴れてオンエアできます。

何だか、ヘンテコなモードですね。CQを出している局に応答するにも、相手の送信終了から相手のコールサインをダブルクリックしてTXをEnableにするまでの決断の時間が2秒しかない! ま、それから押しても送信はされるのですが……。で、いったん相手が応答して来れば、あとはQSOの終了まで自動で行っちゃう。相手またはこちらがデコードに失敗すれば、リトライも自動的に行われます。スムーズにQSOが完了した場合は、こんなふうになります。

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今後、ペディションなどでもFT8が運用されるように聞いていますが、実際のところ、効率はどうなんでしょう。JT65同様に「省電力でも遠距離と確実に交信できる」ということではあるのですが、結局パイルになればパワー勝負?

自分の電波がどれくらい飛んで行っているのか……。Reverse BeaconみたいなのがPSKやFT8でも使えます。PSK Reporterで自分のコールを検索してみました。

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こんな感じで、自分の信号を受信したReporter局のデータが地図上に表示されます。ふむふむ……、30~40W程度の送信でも、1対1であればそこそこ使えるのでしょう。

パイル大好き、ペディション大好き、CW大好き、コンテスト大好きの私なのですが、何を思ったか、あまり似つかわしくないモードを少しかじってみた体験記でした。