先日、Windows Home Server 2011で動かしてきたAcerのeasyStore H340がその役目を終えました。Microsoftのサポートが切れたことに加え、本体も電源が入らなくなってしまいました。結局オークションでジャンク品として安価で売却。
しかし、仕事用、プライベート用、無線用等、複数のクライアントPCのバックアップが外部にないというのは大変不安です。それぞれのPCに外付けHDD……という手もありますが、ここはスマートに(?) NAS(Network Attached Storage)を導入することにしました。機種の選定は、あれこれ迷いましたが、最終的にNetgearのReadyNAS 10400に落ち着きました。
現行機ではなく、型落ちの機種ですが、SOHOでもなければ多ユーザーでの使用でもないので、これで十分……と思います。
設置スペースとしては、以前H340が鎮座していたココが空いています。ココを指定席としましょう。
せっかくの4ベイですので、HDD4台で運用します。3台はH340から取り外して手持ちがあったので、1台買い足しました。1台は日立、あとは東芝。全て1TBです。本当は3TB×4なんてのがよかったのですが、財力が……。NASのOSに関して調べたところ、以前のバージョンだと初期の容量から増やせるのが8TBまでだったのですが、最新のOS6からその制限はなくなったとのこと。とりあえずはRAID5の実効容量2.7TBでいいか……と考えています。
本体は、想像よりもめっちゃコンパクト。後ろにあるのはNECのMateと15インチモニタです。(右は富士通のFMV。Mateとおんなじような大きさです。)
HDDのセットは工具要らず、ネジ要らず。とっても簡単です。
装着を待つHDD×4。一番右側が日立です。少々古いこともあって、重いです。
本体には、こんな感じで収まります。無駄なスペースがないのがいいですね。ロックをかければ、簡単には抜け落ちません。大事なデータを守らないといけませんから。
この電源ケーブルには笑っちゃいます。世界中、同じ梱包で売るつもりなんでしょうかね。各国のACアウトレットに合うように、3種類のケーブルが同梱されています。もちろん、日本の平行型プラグ(一番左側)も入っています。
さて、指定席にこんな風に収まり、電源ケーブルとLANケーブルを接続して設置は終わり。お隣に、やがて接続する予定のBUFFALOの外付けHDD(2TB)も置いてみました。
初期設定を行うため、リセットボタンを押しつつ電源を入れると、即ルーターのDHCPでIPが割り振られ、インターネットに接続。勝手にHDDの初期化やファームウェアのアップデート、再起動が行われます。ファームウェアは、一足飛びに最新版にはならないようで、ステップを踏んで最新の6.6.1へアップデートされました。
HDDを初期化し、RAIDを構築するのには、少々時間がかかっているようです。ですが、それは機械が自動的にやってくれているので、私は寝ても大丈夫。とりあえず、ブルーのキレイなイルミネーションも正常に点灯し、私の新しいNASが稼働を始めました。
この日、一応RAIDarという、同じネットワークにあるNASを検知し、管理するためのソフトをPCにインストールし、現在の状態(HDDの搭載状況、NASが自動的に行っている作業の内容等)を確認したりadminのパスワードを初期のものから変更したり……という初期設定までは行いました。
この後の設定については、ネットに置かれている説明書を読んで進めないといけません。(紙ベースでは「クイックスタートガイド」みたいなものしか付属していません。)外部からデータにアクセスすること、他のPCとデータを同期すること等々、複雑なこともいろいろできるようですが、高度すぎて今のところついて行けません。ボチボチお勉強しながら、使いこなせるように努力します。
とりあえずは、クライアントPCのバックアップを、自動的にこのNAS上に置けるようにしたいと思っています。