全く無線ネタではありません。東芝のドラム式洗濯乾燥機TW-853EXがエラー「EF」を頻発し、洗濯・乾燥の途中で停止するのです。で、症状としては、洗濯はできるものの脱水や乾燥が不完全……という状態。数ヶ月前にサービスセンターに電話をした時には、「フィルターに糸くずがたまっていませんか」とか言われたので、ドラムの中の糸くずフィルターを見たら、確かにすごくこびりついていたので掃除したのですがね……。
買ってから10年以上経つ機種です。さて、修理をするか買い替えるか。先週の金曜日、とりあえず21時まで受け付けているJoshinの出張修理受付に電話しました。「日曜日に伺います」と。しかし、日曜日の朝、電話をかけてきたのは東芝のサービスセンター。「古いのでオーバーホールが必要。保守部品はあるが、取り寄せるので今日は無理。概算で3万円以上かかる。洗濯はできるなら、乾燥機能を使わずに様子を見ては。買い替えも考えて。」等々、芳しくない口上。さらには、「今回完全に修理したと思っても、今後次々不具合が発生する可能性も……。」と言われては、修理をお願いする気も失せるというものです。とりあえず、「エラーEFはどのようなエラーで、それに対して私ができることは?」と聞くと、排水弁とか、ダクトのつまりとかで、お客様では無理です。」と言われてしまいました。でもね、排水弁の動作不良なら経験済みで、その時も自分で直したんですけどねぇ。
電話を切ってから、もう壊してもいいや、とダメ元で洗濯機の後ろのパネルを外しにかかりました。
ネジを10本ほど外すと、後ろのブリキ(?)のパネルは外れるんです。
まず、排水ホースのあたりをチェック。この辺にはつまり等ないようです。次、「ダクト」って言いましたよねぇ。
ドラムを取り巻いている白いのがダクトですよね。これを取り外すには、それこそオーバーホールというか、洗濯機そのものをバラさないといけないようで、かなりの大ごとです。しかし、よく見ると、左上にネジ止めされたふたのようなものが……。よし、開けてみましょう。
こんなふうに、パカッとはずれます。ゲゲッ! ふたにも糸くずの親玉のようなものがこびりついていますが、中はもっとヒドい! もう、ダクトをふさがんばかりに汚いモノが詰まっています。勇気を出して指でかき出します。出てくる、出てくる! 指の届くところから、できるだけ途中でちぎれないように、ズルズルッとゴミを引っ張り出します。もうちょっとで届きそうなところは、長いドライバーを使って手前に寄せて……と。結局これだけ出ました!
おぇっ! これで直るのかどうかは分かりませんが、これ以上のことはどうしようもないので、ふたを閉め、パネルをはめ、作業終了とします。ヨメサンはお留守だったので、翌日使ってもらって様子を聞くことに……。
で、翌日です。「ありがとう! 直ってるわ」と嬉しい報告。やっぱり、ダクトのつまりで排気・排水ができず、脱水や乾燥で不具合が出ていたんですね。これでしばらく動いてくれれば、3万円の得。古いけれども、結構性能のいい洗濯乾燥機なのです。もうちょっと頑張ってもらいましょう。ま、普通の人なら、ココまでしないんでしょうから、サービスセンターの人の言う通りなんだとは思います。でも、新しい洗濯機となるとそこそこ高いんで、私なんぞ無銭家には簡単に買えるようなものではないのでござる。ひとまず、一件落着。
それにしても、なぜダクトにこんなにたくさんのゴミがたまるのですか? 一説にはこの機種、フィルターがいい加減で、糸くずは水と一緒に流してしまう構造だとか……。だとすると、少しずつフィルターをくぐり抜けた細かい糸くずが、10年以上の間に積もり積もった……ってことは十分考えられることですね。