CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

待望の KCWA CW 優勝! (7MHz 98局中)

今日、ふと「もう2月だゎ」と思い、KCWA のホームページをチェック。毎年、この時期にコンテスト結果が発表されるのです。

やはり、1月31日付で結果が発表されていました。ドキドキワクワクしながらリストに目を通します。最初ががマルチバンド、続いて3.5MHz、最後がエントリーした7MHzです。お~、やりました。優勝ですやん! 一番上にコールが載っています。

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これまで、何度挑戦しても2位が最高でした。KCWA CWコンテストは、優勝局にだけクリスタル製(かな)の楯が贈られ、2位、3位は賞状だけなんです。このキラキラ輝く楯が欲しくて、ずぅっと結果発表のページに毎年紹介されているこの楯の写真を眺めていました。

コンテストに参加した直後は、コロナ疲れで、ブログに参加記をアップする気力もありませんでしたが、今、その時の記録を少し紹介します。

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QRVしたのは、相楽郡南山城村の1kW局からです。当日のQSO数グラフは、こんな感じになりました。コンテストが終わるまでは、どの部門にログを出すか決めておらず、とりあえず7MHzにも3.5MHzにもオンエアしました。今年は、近年になく7MHzのコンディションがよく、15時前まで国内が広くオープンしていました。15時からは、局数が頭打ちになったのと3.5MHzにも出ている局が増えてきたのとで、そちらにQSY。

しかし、3.5MHzもとりあえず電波は出てましたが、ちょっとSWRがよくありません。屋根すれすれに張ってあるダイヤモンドの短縮ダイポールなんですが、ぼちぼちコイルが焼けてしまっているのかも知れません。給電している同軸ケーブルが怪しいと思って交換してみたのですが、状況は変わらず。この次ここから運用するときには、メンテが必要なようです。

コンテスト後は、マルチ/3.5MHz/7MHz……どこにログを出すか綿密に検討です。こんな表を作ってみましたよ。

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これは、過去21年分の各部門優勝局のQSO数、マルチ、無効QSO数、カウントされなかったマルチ数などを、徹底的に分析したものです。これに今年の自分の結果を当てはめて予想スコアをシミュレーションします。さらに、その成績で過去の優勝スコアを上回っている回数を数えました。これが私なりに打ち出した今年の優勝確率ということになります。結果、7MHzが最も優勝できる確率が高く、過去21年中14年は、私の今回のスコアよりも低い局が優勝していることが分かりました。そういうことで、今年は7MHzへのエントリーを決めた次第です。今年はコンディションがよく、私以外の各局も、同様に好調だっただろうな、という不安は持ちつつ……。

発表された結果を見て、予想(3864点)を大きく上回る5240点でカウントされていたことに少しびっくりしました。要因は、いくつかあります。①『ノーログ』が少なかったこと。これは「KCWAはログの突き合わせで、交信データが一致しないと得点にならない」というルールが浸透し、皆さんログを提出してくださったからだと思います。②ミスによる減点が少なかったこと。MS(送信したQTHを相手がミス)が2件、NS(送信した一連番号を相手がミス)が3件と、私の受信ミスはありませんでした。③マルチが40もゲットできたこと。しかも、マルチの減点はゼロでした。

例年の平均値を見てみると、Claimed Scoreに対する得点率は約63%(今回は80%!)。マルチは5減(同ゼロ!)。いやぁ、やっぱり今年は気合いを入れた分、手応えがあった感じです。今年獲得したマルチは、次の通りです。

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SI、WK、FI、TSといったマルチは、取れても不思議ではないのに、と思いますが、今回はそこからのQRVはなかったということでしょうか。宿泊をしなくてよく、時間やバンドも限られたお手軽なコンテストな上、私の好きなCWですので、また機会があれば参加したいと思います。その節はお手柔らかに。今日は、クリスタルの楯の夢を見ながら眠ることにします。GN

ロシアのeアワード -NY 2021-

ロシアの

MILLER-DX-CLUB

が、2021年の新年にあたり、キレイなeアワードを発行してくれています。また、ロシア各地から「NY」や「HNY」のサフィックスの特別局も多数QRVしています。規約は至ってシンプルで、こちらから申請の必要もありません。アワードに有効なQSO対象局は、少なくとも1日1回ログをサーバーにアップロードすることになっていて、これが自動集計され、申請局にアワードが発行されます。

 

New Year's Greetings - 5 points

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Hello, Winter-Winter! - 20 points

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Winter Paradise! - 30 points

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New Year walks across Russia - 40 points

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Bronze "Russia New Year" - 45 points

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Silver Diploma "Russia New Year" - 50 points

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Gold "Russia New Year" - 55 points

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なお、得点は、基本が3点(HQ局5点)ですが、JA局は2倍にカウントされるので、特別局と10QSOすれば7枚ともアワードがゲットできる勘定になります。

最後に、特別局のQTHなのですが、QRZ.comでもなかなか分かりにくいです。特に、RA21NYなどは、WSJTでも「Kaliningrad」などと表示されて一瞬喜んでしまうのですが、実はタダのEU Russiaだったりします。以下に、私の調べた限りの情報でご紹介しておきます。(誤りがありましたらお知らせください。)

Moscow and Moscow (UA EU Russia) - RC21NY
Krasnodar (UA EU Russia) - RD21NY
Moscow (UA EU Russia) - RG21NY
Republic of Crimea (UA EU Russia) - RJ21NY
Stavropol (UA EU Russia) - RK21NY
Sverdlovsk (UA9 AS Russia) - RL21NY
Kurgan (UA9 AS Russia) - RM21NY
Chelyabinsk (UA9 AS Russia) - RN21NY
Krasnodar (UA EU Russia) - RO21NY
Krasnoyarsk (UA0 AS Russi) - RQ21NY
Udmurt Republic (UA EU Russia) - RT21NY
Nizhny Novgorod (UA EU Russia) - RU21NY
Kaliningrad (UA2F Kaliningrad) - RV21NY
St. Petersburg and Leningrad (UA EU Russia) - RW21NY
Primorsky Krai (UA0 AS Russia) - RX21NY
Krasnodar (UA EU Russia) - RY21NY
Khabarovsk (UA0 AS Russia) - RZ21NY
Omsk (UA9 AS Russia) - R21HNY
HQ  / Rostov (UA EU Russia) - RA21NY, R2021NY

 

 

4Band DXCC 達成!

ARRLのDXCCに、4バンドなんていうのはないのですが、5Band DXCCへの「リーチ」として、とりあえず今日、4バンドを達成しました。

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長いこと「98」で止まっていましたが、昨夜FT8で網を張っていたところ、EU各局が次々と出てきてくれまして、念願の40m DXCCが完成しました。99エンティティ目はZA(アルバニア)、100エンティティ目はE7(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と、ちょっと「珍」に入るかなぁ~という所だったのも、嬉しいですネ。

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もちろん、80mも100エンティティ交信して、「5B DXCC」とQSLカードに書きたいところですが、こちらはまだまだ「28」なので道は遠いです。とはいえ、FT8やFT4の出現で、弱小局にも望みがなくはないです。そう言えば、前回のDXCC申請の時点で、40mも「28」でしたやん。単独バンドでのDXCCは1個もなかったし・・・。2021年は、80mを頑張りましょう。

 長いこと、DXCCにはお金を送ってません。SSBとCWが200になったら送りましょうか。別に急ぐものでもないし。暮れの吉報でした♪

月刊 FB NEWS に記事が載りました!  - 8J3YAA/3 -

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ご無沙汰しています。長いこと記事の投稿を怠けていました……。

9月23日(水)から10月9日(金)の期間、私の職場で「アマチュア無線体験臨時局」8J3YAA/3を運用させていただきました。7日(水)、編集部の方が取材に来られ、15日号の記事にしていただきました。よろしければご覧ください。

www.fbnews.jp

新しいオモチャゲット! - eo光多機能ルーター -

eo光に加入して10年以上経ちます。ふとeo光のホームページを見ていると、「ゴールドメンバー」とか「プレミアムクラブ」の文字が。ほ~、長期加入していると、特典があるのか。。。

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で、見つけたのが、「eo光多機能ルーター」への切替やレンタル料が無料とかいう特典。チャットサポートにつなぎ、「ホントに月々のお支払いが増えないの?」とかいろいろ質問した後、申し込むことにしました。

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送られてきたのがこちら。ま~、至れり尽くせりです。電話線やLANケーブルまで入ってます(当たり前?)。あと、要らなくなった機器の着払い送付票も。

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現在使用している無線LAN親機(BUFFALO WSR-300HP)の隣りに、スタンドを設置。きちんと測らずに水平を気にせず取り付けたもので、少々斜め。素人ですねぇ。

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こんな感じになります。左のアンテナ、気になりますか? 最近、某OMからいただいた144/430の八木アンテナ(移動・衛星用 ナガラ DO-28)です。こちらは、暑くて移動どころじゃないので、涼しくなってからいずれまたレポートを。

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WSR-300HPにつながっていたケーブルを、すべて多機能ルーターに移したところ。当初、併用してもいいか、と思っていたのですが、有線LANポートを4つも持っているので、1つで十分。

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今の機器は設定が簡単です。電源を入れると勝手に光回線につながり、しばらくランプが点滅していた光電話も、待っていると使えるようになりました。

ただ、設定が面倒だったのは、ここからLANにつながっているPCやスマホDHCPを使わず、静的IPアドレスを使うので。「なぜ?」と聞かれても分かりません。好み……かな。WSR-300HPだと、デフォルトのIPが「192.168.11.1」なのでPCやスマホも「192.168.11.xxx」のIPを与えていました。ところが、今回の多機能ルーターは「192.168.0.1」なんですよね~。すべてIPアドレスを手動で変換しました。デスクトップPCが4台、ノートPCが3台、スマホも3台。……とここまで来て、忘れてました。プリンタが2台、NASが1台あるんだった! ぜ~んぶやり直しました。あとで気がついたのですが、いっそルーターのアドレスを「192.168.11.1」に変えたら元通り苦労もなく使えるんじゃないかと。おバカでした。

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この多機能ルーターの期待したい機能の一つが、「光電話内線子機機能」。スマホが家電の子機になって、発信・受信ができるらしいです。まだ、実際の通話はしていませんが、この機能を使うのに必要な「AGEphone for eo」というアプリをスマホにインストールしておきました。

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残ったBUFFALOの無線LAN親機ですが、中継機能があれば別室で使おうと調べてみましたが、中継機能はナシ。……ということで、もうウチでの出番なく、ヤフオクで処分することになりました。売れるかな~。

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諦めきれず、デュアルモニタ化 - こんどは成功! -

先日、こんな記事を書いていました。

jf3plf.hateblo.jp

その続編です。試行錯誤のために色々買い込んだものは、たいがいヤフオクで売りさばきました。残ったのがPCI Expressバスに挿すUSB 3.0拡張ボードとUSB 3.0対応のVGAアダプタ。

夏休み最後の日である今日、諦めきれずにまたまた挑戦。あるところに「最新のドライバインストール」で正常動作するとの情報を見つけ、ググってみました。

FL-2000とかいう、どこかのリニアアンプのような名前のドライバが、このアダプタのドライバです。ここにありました。

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Frescoという会社が、このアダプタの製造元のようで、ここに置いてあるUSB3.0 to VGA/DVI/HDMI Driver (Windows)の最新版をダウンロードし、インストールしてみました。インストール後、再起動してみたものの、少し不安定な挙動をしていたので、再度再起動。Windows Updateとも重なってしまっていたのでしょうか、「Windows更新プログラムのインストール中 ○○%」とかいう表示が出た後、PCは正常起動。モニタも2つ映るようになりました。特に何の設定も要りません。

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バイスマネージャーで見ると、Fresco Logic IDDCX Adapterというのが表示されており、プロパティでも「正常に動作しています」と。ひとまず安心です。

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これが出ればOKでしょう。先日失敗した時なんか、この画面が出ず、マルチディスプレイを手動で「検索」しようとしても、何の反応もなかったのでした。

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うん。これがしたかったのです。左の画面では、WSJT-Xの本体、右の画面ではウォーターフォールやハムログ、JT Linkerが見えています。こうしておかないと、運用中に何度もWindowを切り替えないといけなくて、メッチャ不便です。コンテストに参加するときも、メイン画面でCTESTWINの本体を動かしつつ、右の画面で得点やマルチ、スーパーチェック等の情報を見られます。

「もう一つ、上にも画面がある」って? こちらは、別のPCで動画を見るのに使います。今の季節でしたら、プロ野球が始まっていますので、「虎テレ」ですかね。

富士通 FMV ESPRIMO 爆速SSD化 - こちらは簡単成功! -

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前回の記事にも登場した2台のESPRIMO D5290とD3290です。動作が遅くてイライラすることがありましたので、SSD化をしてみました。これまで、HDDは贅沢にも1TBのものを積んでいましたが、アマチュア無線のデジタルモードやロギング、TVを見る等、用途が限られていますので、この際SSDは128GBの小さな容量のものにすることに。

 

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用意したのは、2組のコレ。SSD本体と、2.5インチのHDDやSSDを3.5インチベイに取り付けるための変換マウンタ。SSDサムスンのリファービッシュ品で1980円(送料無料)。マウンタは198円で送料270円(将来に備え、4個買いましたが4個で送料270円です)。穴が合うとか合わないとか、ネジのピッチが違うとか、そんなレビューもありましたが、「そんなアホな」と気にしません。実際、何の問題もなく、コスパ抜群の製品でした。

 

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とりあえず、PCにSSDを認識させるのにはコレを使います。先日、PCを使わないHDDクローンに活用しましたが、今回は単に外付けディスクとして認識させるだけ。SATA対応のHDDケースでも何でもいいわけです。

 

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こんな感じでSSDをセットし、PCのUSBに接続すれば準備完了。

 

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クローンには、このフリーソフトを使います。EaseUS Todo Backup Freeです。容量の大きいHDDから容量の小さいSSDへのクローン、例のMr. Cloneとか玄人志向のKuro-Dachiとかではできないし、第一PCに付いてるクローン元のHDDも、前もって外さないといけないのが邪魔くさい。それが、このソフトを使うことで、PCの電源も切らず、元のHDDもそのままにクローン作成ができるのです。

 

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ソフトを立ち上げ、この「システムクローン」ボタンをクリックします。あと、何点か尋ねられますが、ほぼそのままでOKします。意味は分かりませんが、「SSDに最適化する」なんていう項目もあるので、一応チェックを入れておきました。

 

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作業が始まりました。阪神タイガースの試合なぞ横目で見ながら(いや、クローン化の進行状況の方を横目でみておきましょう)50分くらい待ちます。

 

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はい、出来上がり。「システムクローン」というので、Windowsのシステムのみクローン化するのかというとそうではなく、クローン元HDDの使用済み部分だけを小さな容量の方のディスクの方に全てコピーするというイメージ。なので、ふだん愛用のソフトを改めてインストールしたり設定をし直したりすることなく、換装前の環境がそのままSSD化されます。

 

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とりあえずPCからHDDを抜き、ケーブルをSSDにセット。動作確認をします。お~、当然のことながら起動が速い! デスクトップに並んだ数々のアイコンも、元通りです。

 

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SSDを変換マウンタに取り付け、PCの3.5インチベイにビス留めし、PCのカバーを閉めて作業終了。パーティションなんかをいじる必要があれば、Windowsの「ディスクの管理」、フリーソフトの MiniTool Partition Wizard、EaseUS Partition Master等でいじれます。抜き出したHDDも、この辺のツールを使ってまっさらな状態にしておきました。

デュアルディスプレイ化では、とんでもなくてこずったESPRIMOですが、SSD化は実に簡単に実現できました。