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来た~(その2) - 中国の運用許可証 -

実は、6月頃から中国へ行こうと画策していました。どうせ行くなら無線を……ということで、航空券よりも先に運用許可をもらうことにしたのですが、7月中旬になっても中国の申請先であるCRAC(Chinese Radio Amateur Club)のサイトはつながらない状態。どうにか、中国に滞在中のJAの方の手助けを得て、直接免許の事務をしておられる方にメールで申請書を送ることができました。ただ、それも1回目は「受け取ってませんよ」と言われ、7月31日に再送することに。

旅行の日程ですが、もしも許可が間に合うなら、8月12日(水)出発17日(月)帰国という計画を立てました。私の夏休みの都合もあるのですが、週末にKCJコンテストが楽しめないかなぁ~、と思ったからです。

CRACの方から、「今週末に許可が下りる公算が高いです」というメールが来たのが8月4日。その言葉を信じ、その日のうちにフライトを押さえたのでした。失礼ながら、中国という国のお国柄には全くの無知で、現物を見るまでは「ほんまに間に合うんやろか」と不安で仕方なかったというのが正直なところです。復旧したCRACのWebをいつ見ても、外国人運用許可証のリストは6月18日に更新されたままでしたから。

「今週末に……」と言われていたギリギリの8月8日(土)、昼頃にCRACのWebを見ると例のページが更新されていました。私のコールが載ってます!

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ただ、これとは別に、メール添付で送られてくるという許可証のイメージデータ。これは届きません。私が申請書に書いたメールアドレスが google のものだったので、送ってもらったのに届かなかった? そんなこともあるかとは思いましたが、実際は「もう少し待って」ということだったらしいです。結局、今日8月9日(日)の午後、PDFの添付されたメールが届きました。渡航のために必要な全てが揃い、ようやく安堵です。それにしても、担当の方は、土日も私たち外国人の運用許可のためにお仕事をしてくださっていたのですね。感謝です。

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過去に許可を受けられた方の許可証は、あちこちのWebで見たことがありましたが、今回送られて来たのは、目新しい様式です。発行も、CRSAからCRACに変わっています。許可証は名刺大で、自分でラミネートすることになります。以前の許可証には、裏に注意書きがあったようですが、今回は何もナシです。また、以前$5だった申請手数料が無料になったのも大きな変化と言えます。

今回の訪中実現に向け、いろんな方々が力を貸してくださいました。今はただただ感謝です。私たちが開局した1970年代には無線の電波さえ聞こえなかった中国。今や制度も大きく変わったようです。相互協定がない外国のハムにも、本国の免許を基に無料で運用許可を出してくれる懐の深さも、日本の電波行政がが見習って欲しい寛大さです。

さて、15~16日は、KCJコンテストでお会いしましょう。コールサインがやたらに長いので、正しく聞き取ってくださいね。