前回の記事にも登場した2台のESPRIMO D5290とD3290です。動作が遅くてイライラすることがありましたので、SSD化をしてみました。これまで、HDDは贅沢にも1TBのものを積んでいましたが、アマチュア無線のデジタルモードやロギング、TVを見る等、用途が限られていますので、この際SSDは128GBの小さな容量のものにすることに。
用意したのは、2組のコレ。SSD本体と、2.5インチのHDDやSSDを3.5インチベイに取り付けるための変換マウンタ。SSDはサムスンのリファービッシュ品で1980円(送料無料)。マウンタは198円で送料270円(将来に備え、4個買いましたが4個で送料270円です)。穴が合うとか合わないとか、ネジのピッチが違うとか、そんなレビューもありましたが、「そんなアホな」と気にしません。実際、何の問題もなく、コスパ抜群の製品でした。
とりあえず、PCにSSDを認識させるのにはコレを使います。先日、PCを使わないHDDクローンに活用しましたが、今回は単に外付けディスクとして認識させるだけ。SATA対応のHDDケースでも何でもいいわけです。
こんな感じでSSDをセットし、PCのUSBに接続すれば準備完了。
クローンには、このフリーソフトを使います。EaseUS Todo Backup Freeです。容量の大きいHDDから容量の小さいSSDへのクローン、例のMr. Cloneとか玄人志向のKuro-Dachiとかではできないし、第一PCに付いてるクローン元のHDDも、前もって外さないといけないのが邪魔くさい。それが、このソフトを使うことで、PCの電源も切らず、元のHDDもそのままにクローン作成ができるのです。
ソフトを立ち上げ、この「システムクローン」ボタンをクリックします。あと、何点か尋ねられますが、ほぼそのままでOKします。意味は分かりませんが、「SSDに最適化する」なんていう項目もあるので、一応チェックを入れておきました。
作業が始まりました。阪神タイガースの試合なぞ横目で見ながら(いや、クローン化の進行状況の方を横目でみておきましょう)50分くらい待ちます。
はい、出来上がり。「システムクローン」というので、Windowsのシステムのみクローン化するのかというとそうではなく、クローン元HDDの使用済み部分だけを小さな容量の方のディスクの方に全てコピーするというイメージ。なので、ふだん愛用のソフトを改めてインストールしたり設定をし直したりすることなく、換装前の環境がそのままSSD化されます。
とりあえずPCからHDDを抜き、ケーブルをSSDにセット。動作確認をします。お~、当然のことながら起動が速い! デスクトップに並んだ数々のアイコンも、元通りです。
SSDを変換マウンタに取り付け、PCの3.5インチベイにビス留めし、PCのカバーを閉めて作業終了。パーティションなんかをいじる必要があれば、Windowsの「ディスクの管理」、フリーソフトの MiniTool Partition Wizard、EaseUS Partition Master等でいじれます。抜き出したHDDも、この辺のツールを使ってまっさらな状態にしておきました。
デュアルディスプレイ化では、とんでもなくてこずったESPRIMOですが、SSD化は実に簡単に実現できました。