CQ DE JF3PLF

Activities of JF3PLF / K7IL

ご提案  - 簡潔なコンテストQSO -

ずぅっと思っていることです。JI4EAWさんやJF2IWLさんのブログでもお目にかかったことのある内容なんですが、「コンテストにおけるQSOでは、極力簡潔なやり取りをしましょう」ということです。そもそもアマチュア無線のコンテストの目的は、「限られた時間内に、いかに多くの局と交信するか」ということなので、1QSOに時間をかけてはいられないのです。

例えば、ナンバーがややこしいと評判の京都コンテストの模擬QSOを作ってみました。

 

【パターンA】

A) CQ TEST JF3PLF JF3PLF TEST
B) JA3YAQ
A) JA3YAQ 5NN C12 MS
B) 5NN W07 102
A) TU JF3PLF

【パターンB】
A) CQ TEST DE JF3PLF JF3PLF TEST
B) DE JA3YAQ
A) JA3YAQ GM UR 5NN / C12 / MS BK 
B) QSL UR 5NN / W07 / 102 BK
A) CFM 73 TU E E
B) E E
A) CQ TEST DE JF3PLF TEST

 

もちろん、パターンAの方が簡潔ですよね。パターンBは、やや極端かも知れませんが、不要な要素満載です。文字数にしても、パターンAの倍ぐらい送っていることに気づいていただけるでしょうか。

(1) コンテスト中にGMGE等の挨拶は要りません。
(2) BK と打たなくても、ナンバーが終われば誰でも受信します。
(3) ナンバーの部分は / じゃなく、スペースを空ければ十分です。
(3) CFMも不要。「NR?」と言われない限り、CFMされてます。
(4) 73E Eを打つことで、無駄な時間が増えます。

それぞれ、「味気ない」「そっけない」「相手に失礼」等々の思いがあってのことでしょうが、コンテストではかえってその心遣いで相手の足を引っ張る(QSOのレートが下がるので、自ずと局数もマルチも得点も減ってしまいます)ことになってしまいます。

上の例以外にも、コールやナンバーを2回打たれる方がいらっしゃいますが、コピーできなければ聞き返しますので、よほど電波が弱い時やコンディションの悪い時でなければ1回でいいです。電話の場合に多い「お初にお目にかかります」「カードはビューローで」とか、社団局に対して「オペレーターネームを教えてください」等々は、ついつい丁寧なつもりでいろいろ言ってしまうのでしょうか? 丁寧なQSOは、時間に縛られない通常のQSOの時にお願いします。

かくいう私も、レートの上がらない、とってもヒマなコンテストではGMGA等送ることもありますし、お馴染みさんに呼ばれると、嬉しくて思わず「GE GE」と2回も送ってしまったり……ということがあります。反省です。

念のため、ニューカマーの方が要領を得ずにたどたどしいQSOをされることは、全く気にしていません。誰しも、そういう頃を経て今まで歩んできたのですから。お互い、研鑽を積み、切磋琢磨しながら技量をアップし、コンテストを楽しみたいなと思います。私とてまだまだ未熟な身。各局お手柔らかに願います。