『ほぼスマホ』レポート、ご無沙汰しています。ご無沙汰しているうちに、すでにBiglobe 3Gでは、『ほぼスマホ』端末の提供が終わったようですね。何でも、限定10万台だったとか……。
さて、このスマホ、まぁまぁ快調に使っているのですが、もともと使っていたAU携帯のポイントが残っているので、「何か買い物してから解約しないと損だ」と、まだ解約に至っていません。携帯代わりに使い始めた050plusですが、時々不具合を呈します。今日は、私の機械では再現しないけれど、ヨメサンの機械では常時発生するという不具合について、サポートに電話をして解決に至るまでの経過をレポートします。
現象は、050plusで通話が始まったとたん、それが発信であれ着信であれ、画面が真っ暗になってしまう、というものです。ずっと真っ暗ですから、その機械で通話を終了しようとすると、□キーで端末のホームに戻り、タスクキラーか何かで050plusを強制終了しないといけません。後に、□キーを押した直後のコンマ何秒か、「終了」ボタンを含む画面が表示されることに気づき、瞬時の反応でボタンをタップするという方法を発見しましたが、現実的ではありません。仕方がないので、ついに050plusのサポートセンターに電話をすることにしました。
対応してくれたのは、NTTコミュニケーションズのTSさんという女性でしたが、それはもう親切そのもので、とことん付き合ってくれました。まず、私とヨメサンは、ともにNEC-102という端末を使っていて、androidのバージョンも同じであることを告げました。なぜ一方で症状が出て、一方で症状が出ないのか……。TSさんの的確に指示に従って、可能性のある解決方法を探っていきます。
まずは、こちらから、サポートに電話をしてみたり、サポートからの電話を受けてみたりして、現象がどんな時に起こるのかを確認。ともかく、どちらからかけようが、通話が始まるや（こちらからかけた場合は呼び出しが始まった途端）、画面は消えてしまいます。そして、通話が終わると、何事もなかったかのようにキーパッドが現れます。TSさんは、こういった訴えは初めてのようで、何度も電話を切ってはセンター内でいろいろ調べてくれていたようです。
《050plusのアプリを再インストールしてみる》 これは、私もサポートに電話する前にやっていて、ダメでした。しかし、もう一度試してくれ、というのでやってみましたが、やっぱりダメ。
《端末の電源を切って、入れ直す》 これも、私が既にやっています。バッテリーを抜いて電源を入れ直すことまでしてみましたが、何も変化ありませんでした。
《インストールしてある他のソフトを終了させる》 android端末では、やたらたくさんのアプリがバックグラウンドで動いているようです。どれかが競合を起こしているのではないかというのです。切っても支障ないと思われるアプリをOFFにして試してみましたが、う～ん、ダメ。
《050plusの設定を確認してみる》 TSさんは、「キーパッドの変更」という項目を疑っていたようですが、もともとこの機能は使用していなかったので、これの影響は除外。
いろんなやりとりを経て、2時間が過ぎようかという頃、TSさんから「近接センサー」の話が出ました。センターでの実験で、近接センサーを布で覆って電話をかけたところ、同じような症状が再現されたと。ん？ 近接センサー？ そんなものは聞いたことがありませんでした。よくよく聞くと、タッチパネルの上の方にあって、耳が触れて誤操作してしまわないために、通話中に顔が近づくと画面を無効化するためのものだそうです（右写真の○の部分）。そこで、保護フィルムをごしごし拭いてきれいにしてみました。ダメ！ でも、ここでこちらにも思い当たる節がありました。ヨメサンの機械についている液晶フィルム、先日一度めくれてしわになったらしく、気泡もあちこちにあります。思い切ってフィルムをめくってみました。ついにやりました。直りました！
最近、ヨメサンに「かえるコール」をしても、「ただいま電話に出られません」と言われることが多かったのですが、改めてヨメサンに聞くと、電話が切れない時は、スマホを再起動させていたそうで、その際、050plusがSDカードにインストールしてあったために、本体起動時に自動起動しなかったのですね。
さて、サポートのTSさんの親切に乗じて、もう一つ質問してみました。遅延とエコーがひどい件。これは、IP電話の特性によるもので、今のところ改善する方法がなさそうでしたが、とりあえず通話音量を下げる方法は教えてくれました。会社でも、よりよく使ってもらえるように努力すると言っていました。
今回の件、これにて一件落着。「いやぁ、困りましたねぇ。原因不明です」で済まされていたらストレスがたまるところでしたが、今日のTSさんのサポートは100点満点です。ロンドンオリンピックの男子水泳陣じゃないですが、「お客さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」という気概が伝わってきました。通話の品質はイマイチですが、もう少し使ってみることにします。
なお、今日のサポートを受けて、後から「N-06C 近接センサー」で検索をしてみたら、同じような症状の書き込みや、それに対する解決法がいろいろ見つかりました。なぁ～んだ。既知の症状だったんだ。
